地盤調査の結果、地盤改良工事が必要となったびーちママ家。
「エコジオ工法」という地盤改良の方法で再度見積もりを取り直した結果、最初の「柱状改良」の見積もりより約60万円ほどの減額となったわけですが、なんで柱状改良とエコジオ工法で見積もり金額にこんなに大きな差が出たのでしょうか?
地盤改良方法に種類がある事を知ってる人は少ないのでは⁉
こんなにも金額に違いが出るというのに、地盤改良の工法にはなかなか目を向けない方も多いのではないのでしょうか。
もちろん全ての土地に対して、安い見積もりとなるわけではありませんが、エコジオ工法は将来的にもメリットも多く、他の地盤改良工事を検討するにはとてもおすすめの工法だと思います。
柱状改良工事もエコジオ工法も方法が違うだけで同じように大事なお家を支えてくれる事には変わりありませんので、お互いのメリットと金額を比較して検討するのも大切な事かなと思います。
必要な杭の本数の違い
そもそも、地盤改良は必要な杭の本数とその杭を打つ深さで金額に大きな違いが出ると思われます。
我が家が最初にもらった見積もりの柱状改良工事の場合。
6メートルが22本に4メートルが13本となっていますので、35本の杭を打ち込む必要があるという事ですね。
柱状改良ではこの杭が強固な地盤まで支える必要がありますので、軟弱な地盤ほど杭を打ち込む長さも深くなるようです。
そして、エコジオ工法の場合の必要な杭の本数。
2メートルの深さで30本となっています。
柱状改良と比べると本数も少なく、深さにおいてはエコジオ工法はそこまで深くなくても十分力を発揮するという事なのでしょうか。
この数字だけ見ると本数も少ないし、深さも大丈夫なの(・・?と感じますが、エコジオ工法は建物の重さを砕石部分とそこにある地盤の両方で支え、砕石部分で受けた建物の重さは地中に分散される為、柱状改良のように強固な地盤が先端に必要というわけではないようです。
エコジオ工法協会のサイトによると
砕石だけで大丈夫でしょうか?
三重大学、(株)尾鍋組、(株)サムシングとの共同研究により、エコジオの地盤改良効果を検証しています。
また、住宅や土木構造物へ使用するために(財)日本建築総合試験所より建築技術としての性能証明を受けています。住宅の半数は地盤改良を行わずに家を建てますが、その地盤は「カチカチ」ではありません。
エコジオは「もともと地盤改良が不要な、強固な地盤」を作る工事です。
となっています。
つまりは、軟弱な地盤に杭でお家を支えるというものではなく、軟弱な地盤をエコジオ工法によって強固な地盤にするものといった感じでしょうか。
同じ地盤改良工事でも目的が違うので金額も大きく変わるのにも納得です。
残土をなくす無排土タイプ
見積もりの詳細を確認してるとこのような項目もありました。
エコジオ工法は施工時に廃棄物が発生しないうえに地中にも人工物を残さない工法です。
そして、地盤によっては掘削中にも残土を出さない事も可能との事でわが家の地盤ではその「無排土タイプ」となるようです。
エコジオ工法、とても興味深い地盤改良工事です。
可能だったら、地盤改良の日に見に行きたいななんて思っています。
コメント